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自家製梅酒の簡単レシピを解説。ポイントやおすすめアレンジもチェック

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甘みがあり飲みやすい梅酒は、老若男女問わず、幅広い人に親しまれているお酒です。「お酒は苦手だけど、梅酒は好き」という方や、自分で梅酒作りにチャレンジしてみたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。 

ここでは、梅酒の作り方やポイント、梅酒を使ったアレンジレシピなどをご紹介します。 

梅酒の魅力 

梅の実をお酒や砂糖に漬け込んで作る果実酒が「梅酒」です。長いものだと数年間熟成させて、梅の成分を抽出します。 

市販品も多く販売されていますが、家庭でも作ることができ、多くの人に親しまれているお酒です。 

また、ストレートやロック、水割りなど、さまざまな飲み方ができるので、おつまみに合わせやすい点も魅力です。 

唐揚げや焼き鳥、ミックスナッツ、チーズなど、幅広い料理と合わせて飲むことができます。 

梅酒と呼ばれるには基準がある? 

人気が高い梅酒ですが、実は市販の梅酒には「梅酒」と「本格梅酒」の2種類あることはご存じでしょうか。 

梅や糖類、酒類だけを原料として、酸味料や着色料などを使用していない梅酒は「本格梅酒」、香料や着色料なども原材料に加えたものは「梅酒」として区分されています。

梅酒作りの簡単なレシピ

梅酒は材料を用意すれば自宅でも作ることが可能です。梅酒作りに必要な材料と作り方の流れをご紹介します。 

必要な材料と作る前の下準備 

梅酒作りに必要な材料は以下のとおりです。ここでは、わかりやすく梅1kgを使う場合を例としています。具体的な材料の分量は、使う梅の量に合わせて調整してください。 

【梅酒に必要な材料(梅1kgを使う場合)】 

・青梅または完熟梅:1kg 

・ホワイトリカー(アルコール度数35度以上):1.8L  

・氷砂糖:1kg 

・梅酒用の容器:容量4~5Lが目安 

・竹串や爪楊枝:数本 

青梅を使う場合は、事前に水につけてアク抜きを行いましょう。黄色く熟した梅はアク抜きを行う必要がないので、完熟梅を使うのがおすすめです。エキスが出やすく、できあがりが早くなるので、冷凍梅を使うのも良いでしょう。 

砂糖は黒砂糖やきび砂糖などで作ることもできますが、クセが少なくゆっくりと溶ける氷砂糖からチャレンジすることをおすすめします。 

梅酒の作り方 

材料を用意したら、さっそく梅酒作りにチャレンジしてみましょう。作り方のポイントを手順ごとにご紹介します。 

1.容器を消毒する 

梅酒作りに使う容器をきれいに洗い、消毒を行います。水気が残っているとカビの原因になるので、完全に乾燥させるのがポイントです。ガラス瓶を熱湯消毒する場合は、やけどに注意してください。 

2.梅を洗う 

梅を流水できれいに洗います。青梅の場合は、1~2時間程度水につけてアク抜きを行ってください。丁寧に手洗いしたらきれいなタオルで水気を拭き取り、竹串か爪楊枝でヘタを取り除きます。 

3.容器に梅と氷砂糖を入れる 

青梅と氷砂糖を交互に入れていきます。梅が潰れないように、丁寧に入れましょう。 

4.ホワイトリカーを注ぐ 

梅と氷砂糖を入れた容器にホワイトリカーを注ぎ、密閉したら仕込みは完了です。 

作った梅酒の保存法 

梅酒は直射日光が当たらず温度変化の少ない冷暗所に保存するのが基本です。光に当て続けたり、高温多湿の環境に置いたり、梅酒が空気に触れたりすると、劣化が進んで保存性が落ちてしまいます。容器は確実に密閉したうえで、冷暗所に保存することを心がけてください。 

漬けてから10日ほどは毎日、その後も定期的に容器を振って、中身が混ざるようにすることもポイントです。 

漬け込んでから3ヶ月ほど経てば飲めるようになりますが、まろやかな味を楽しみたい場合は、半年から1年ほど熟成させましょう。 

1年以上保存したい場合は、漬け込んでから半年程度を目安に梅の実を取り出してください。 

いろいろなお酒で作ってみるのもおすすめ

梅酒はホワイトリカーを使って作るのが基本ですが、使用するお酒を変えてみるのもおすすめです。お酒の種類を変えればさまざまな味わいの梅酒を楽しめます。 

【本格焼酎】 

麦や芋、米などの本格焼酎を使うと、梅の風味に焼酎の原料の香りが加わり、個性的な味わいの梅酒に仕上がります。まろやかさの出る黒糖焼酎を使うのもおすすめです。 

【ブランデー】 

ブランデーはブドウで作る蒸留酒で、芳醇な香りと甘みが特徴です。まろやかな味わいや香りの梅酒に仕上がります。 

【ウイスキー】 

麦やトウモロコシを使った蒸留酒がウイスキーです。梅の香りにウイスキー独特の風味が合わさり、コクのある味わいに仕上がります。 

銘柄によって大きく風味が異なるので、お気に入りのウイスキーで梅酒作りにチャレンジしてみるのもおすすめです。 

【日本酒】 

梅酒の香りと日本酒の甘みが合わさり、まろやかなうま味を楽しめます。 

さまざまなお酒で作ることができる一方で、アルコール度数が20度未満のお酒で梅酒を作ることは法律により禁止されています。 

特に、日本酒はアルコール度数20度未満のお酒も多いです。事前にアルコール度数を確認しておきましょう。 

梅酒を使ったアレンジレシピ

梅酒はストレートで飲んだりロックで飲んだりする以外にも、さまざまな方法で楽しむことができます。 

梅酒の飲み方のアレンジ例や料理への活用法の例をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 

割り方のアレンジ例 

梅酒の割り方をアレンジすれば、その日の気分や料理に応じて、さまざまな味わいを楽しめます。割り方のアレンジ例は以下のとおりです。 

【水割り・お湯割り】 

梅酒本来の味わいを楽しむことができます。水と梅酒の割合は好みで調整しましょう。寒い時期はお湯で割るのもおすすめです。 

【ソーダ割り】 

炭酸水で割って梅酒ソーダにするのもおすすめです。炭酸水の喉ごしの良さと、梅酒ならではの甘みを楽しめます。食事に合わせる場合は、レモンを加えてハイボール風にしたり、ミントを添えてモヒート風にしたりするのも良いでしょう。 

【お茶割り】 

紅茶や緑茶に梅酒を合わせると、お茶の適度な渋みと梅酒の甘い香りを感じられる仕上がりになります。 

濃く入れた紅茶に梅酒を香りづけ程度に垂らす飲み方も、爽やかな香りを楽しめます。 

【甘酒割り】 

梅酒のフルーティーな味わいと、甘酒の甘みがよく合います。梅の果実感とあっさりとした甘さで、リラックスできるおいしさです。 

【ビール割り】 

ビールと梅酒を合わせる飲み方もおすすめです。ビールの苦さと梅酒の甘さが混ざった味わいは、食事とも相性抜群です。 

他にも、酸味のあるアセロラジュースやオレンジジュース、トマトジュースと合わせたり、山椒やシナモンといったスパイスを振りかけたりしても、おいしく飲むことができます。 

料理やデザートのアクセントにも 

料理のアクセントに梅酒を使うのも良いでしょう。鶏肉や豚肉、魚を使った料理に梅酒を使うと、くさみ消しになるだけでなく、梅の風味が加わり、よりおいしく仕上がります。 

また、バニラアイスにかけたり、梅酒でゼリーを作ったり、冷凍フルーツを加えて「梅酒ポンチ」にしたりと、デザートとしてもおいしくアレンジできます。 

自分好みの梅酒を作って楽しもう 

梅酒は材料を用意すれば初心者の方でも簡単に作ることができます。アルコール度数が高いお酒を使うこと、使うアイテムをしっかり消毒することの2点を心がけるのがポイントです。 

さまざまなアレンジができるので、自分好みの割り方や使い方にチャレンジしてみるのも良いでしょう。 

ご紹介した内容を参考に自家製の梅酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。 

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