よくあるご質問

梅の品種について

日本の梅には百数十種類の品種がありますが、その中でも紀州梅干の原料には梅の樹で完熟した南高梅が使われます。 梅はバラ科サクラ属スモモ亜属の植物で、近縁種にはスモモとアンズがありますが、南高梅はそのなかでもアンズに近い品種です。果実が大きく、 種が小さく、他の多くの梅と違い黄色く完熟すると甘酸っぱい香り豊かな果実になります。 その完熟南高梅を使って造られる梅干は、完熟果実の特徴を生かしたフルーティーな味わいのとろけるような柔らかい果肉の梅干となります。 また、市販のお弁当などでよく見かけるカリカリ梅は、品種・製造方法が違うため紀州ではほとんど生産されていません。

梅干の健康パワーについて

梅にはクエン酸をはじめとする有機酸などが多く含まれ、健康食品として人気があります。 日本では古い時代から、梅を塩で漬け物にし、それを干して乾燥させた保存食にしてきました。 日本人はこの梅干を漬物として食べるだけでなく、食中毒の予防や、食品の腐敗の予防に利用してきました。 これは梅干に含まれるベンズアルデヒドに抗菌効果があることが解明されています。 梅干に多く含まれている「クエン酸」は、疲労のもととなる乳酸の生成を抑え、筋肉中の乳酸を燃焼させる働きがあります。 日本の戦国時代(1500年頃)、戦場において武士が重い鎧兜(約30〜40kg)で完全武装して長い距離を歩いた後の疲労回復や、激しい戦闘に必要なエネルギーを蓄えるために、梅干を食べたと言われています。 戦場以外でも体力を消耗する激しい労働を行う時に体内から汗とともに失われる塩分の補給や、質素な食事の栄養分を充分にエネルギーとして利用できる梅干のクエン酸効果が役立てられてきました。

低塩の梅干について

昔ながらの梅干や家庭で作られる梅干などは20%程度の塩分で漬けられるため非常に塩辛い梅干になりますが、 近年の健康志向に合わせて、塩分濃度を減らした梅干製品が主流になっております。 低塩度の梅干の原料には昔ながらの塩辛い梅干を使用します。その原料梅干を清水で洗い、余分な塩分を除いた後で調味液に漬け込まれ、その液の中で塩分と風味が調整されます。 こうして梅干は、昔ながらの梅干の約1/2〜1/4の塩分の調味梅干製品へと仕上げられます。 現在、流通している紀州産梅干のほとんどが、このような減塩調味梅干となっています。

梅干に使われている塩について

梅干は「並塩」と呼ばれる塩(塩化ナトリウムNaCl 99%以上)を使って漬け込まれていましたが、現在は海水を天日で乾燥させた海のミネラル豊富な 「海水天日原塩」を使う農家が増えてきており、その塩に漬け込まれた梅干は「塩かど」が少なく、まろやかな塩味の梅干となります。 当社の「紀州本漬け梅干」は、紀州伝承の製法を守りながら「海水天日原塩」の使用にこだわった、本格梅干としてご好評いただいております。

賞味期限について

昔ながらの梅干は何年経っても食べられる保存食ですが、 現在の低塩調味梅干は塩分が半分以下に下げられていますので保存期間が短く設定されています。 メーカーや製品によって賞味期間は様々ですが、 当社ではほとんどの商品の賞味期間(美味しくお召し上がりいただける期間)を製造後180日(6か月間)に設定しております。 期限が過ぎたからといって食べれなくなるということはございませんが、美味しくお召し上がりいただくために、出来るだけ冷蔵庫で保存していただき、なるべくお早めにお召し上がりください。

開封後の保存場所について

昔の梅干と違って、現在の梅干は低塩度のものが主流となっておりますので、保存方法に注意が必要です。 開封前の製品は直射日光・高温多湿を避けて冷暗所で保存してください。 また開封後の梅干製品は、フタをきちんと閉めて冷蔵庫で保存してください。

梅干の種について

梅干の中には種があります。種には先が尖ったものもありますので、お召し上がりの際は口の中を傷付けることの無いように充分ご注意ください。 また梅、特に種の仁(中身)にはアミグダリンと呼ばれるシアン配糖体成分が極微量含まれており、仁を食すると体内の酵素により、糖とベンズアルデヒド、そしてシアン化水素(青酸)を生成すると言われていますので、一度に大量に(数十粒以上)食べないようご注意ください。 この成分は塩、砂糖、アルコールなどに漬け込まれると果肉からは消失し、梅干を食べても人体には害がないことが確認されています。

梅干の品質基準(特選梅干について)

梅干の原料の選別基準が紀州梅干業界で定められており、当社はその選別基準に則して原料の仕入れ、選別、加工、製品化を行っています。 また梅加工業者で組織する、紀州みなべ梅干協同組合と紀州田辺梅干協同組合では「紀州梅干(小梅を除く)」を対象にA級の品質基準を満たした原料を使用している製品に対してのみ「特選紀州梅干」として認定する制度を制定しました。 日本一の品質として評価される紀州梅干を保障するとともに、誇りをもち紀州梅干の品質を守り伝えていきたいと考えています。 高品質な梅干をお探しの際はこの「特選紀州梅干認定マーク」をご確認ください。